2007年12月30日

病は気から・・・・・

昨日の夜は5年ぶり位に寒気がして
「これはもしかして・・・風邪?」
と思ったがあまりのも久々だったので
「え~~~っと・・・寒気の後は何だったっけ?・・・節々が痛くなるんだっけ?…それとも頭がぼーっとして熱が出るのが先だったっけな?」
などと考えながら眠り、朝になると
「腹減ったぁー」
で目が覚めてコーヒーを沸かす頃に
「ん・・・・どこ行った?俺の風邪」
となんとも根性無しのウィルスだったようで、何の痕跡も残さずに去って行った。 


昨日の寒気が風邪から来ていたかは分らないが、重いにせよ軽いにせよ身体に入ったウィルスは段階的に熱、せき、鼻水などで追い出すのが普通だろう。 


だが1度だけその段階を飛び越して、5分ほどで治ってしまった経験がある。

高校生の頃とても素敵な女子がいた。

違うクラスなので廊下などで見かける度にドキドキして体の芯が熱くなったりしていた。

積極的に自分からアプローチできないタイプなので
「う~~~ん、どうすればいいんだ?」
と思い悩んでいた。

これが同じクラスなら何とか共通点を見つけて
「俺もそれ好きなんだよね」
とか話を振ったりしてその子の好きなレコード(古いですね)や本などを貸したり借りたりして突破口を開けるが違うクラスでは糸口さえ見つからない。

そんな思いを抱えつつ学校帰りに友人宅でポテトチップをボリボリ齧りながらだらだらと話しているところに電話が鳴った
「もしもし、あー〇〇ちゃん、うん元気だよ」
と友人が何とも甘えた感じで話し始めた
「えっ…何?すげぇーなんか付き合ってるっぽいじゃん・・・聞いてねぇーぞ…誰だ〇〇ちゃんて?」
おもいっきり聞き耳を立てていると彼が
「ああ今ね俺のクラスのegg来てるんだ、知ってるでしょ?あいつ、ちょっと代わるね」
いきなり受話器を手渡され「誰なんだよ?」と思いつつ話してみると、それは僕の憧れている女子といつも一緒にいる子で「これはなんかの糸口になるかも」と言葉を探していると
「〇〇子いるから代わるねぇー」
・・・・・何と受話器の向こうから憧れの女子が話し始めたではないか
「いっっっきなりぃー」と叫びそうになったが、何とかこらえた。 


その時何を話したかあまり覚えていない。

思わぬ展開の速さにしどろもどろになってぼそぼそと何か言って慌てて友人に代わったはずだ。 


だがその電話で話したお陰で、後日廊下ですれ違う彼女に初めて笑顔で挨拶ができた。

その日の夕方から体調が悪くなり夜にはかなりの熱が僕を襲っていた。

母から「電話」と呼ばれ「もしもーし」と出ると、またしてもいきなり憧れの彼女ではないか!

「どっ、どうしたの」半音上がった声で話し始めた。

話すのは2度目だし熱も手伝って少しはまともな会話になっていたと思う。
「なんで電話番号知ってるの?」
「〇〇君に聞いたの」
「そうなんだ」

そして間をおいた後彼女が
「egg君いつも廊下で会っても怖い顔してるから怖い人だと思ってたんだけど、今日廊下で会った時笑顔見せてくれて、こんな顔もできるんだと思ったら嬉しくなって・・・・・」

その時だ、僕の身体から熱がフーッと抜けて行って代わりに温かく親密な空気で満たされた。

電話を切った後走ったら世界記録間違いなし状態にまで回復していた。


ウィルスには恋愛注射だね! 

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