2007年09月07日

海行く朝に洗車してどおすんだよ!ヒバジ。

いやぁー、すごい風でしたね。

朝窓を開けて下の通りを覗くと、お猪口になった傘を両手で握り締め鬼の形相で駅へと急ぐおやじを見かけたので「がんばれよ、そのうちきっと良いことあるからな」と心の中で励ましました。

顔を左右に振ってミニスカートの女子高生を探しましたが見当たらず、少しだけがっかりしました。

過ぎ去った台風は温帯低気圧に変わる予想ですがバックスウェルに期待したいですね。  


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水に浸かると南風が吹き続けているせいで水温が下がり火照った身体を瞬く間に冷ましてくれる。

少し肌寒いくらいだ。

波は膝の超スモールコンディションだが小さいながらも面つるで綺麗に割れて人も数人しか入っておらず、ピークは僕らで貸しきり状態だ。

時たま入ってくるセットに乗ればロングなら乗り繋いでいける。

波に集中して何本か乗っているとヒバジが初心者丸出しのパドルで近づいてきて
「パドリングってこんな感じで良いのかな?」
と聞いてくる。
「もう少し前に乗って・・・・・そう、テールと足が一緒くらい、そんで胸をできるだけ反らして・・・・・もっと反れねぇーの・・・・・あ、そっかヒバジ猫背だ・・・・・そうしたら水の上を掻くんじゃなくて、もっと真下をえぐるようにして。」
「難しいね」
「慣れだよ、ってか波に乗る練習しろよ」
「まずはパドリングからでしょ」

普通はまず波に乗りたいって思うはずなんだけどなぁー、と思っているとランランがニコニコしながら
「もうビール飲みたくなってきた、ねぇ昼飯どうすんの?」
「この辺まだあんまし食うとこ開発してないんだよね、でも前行った蕎麦屋けっこう旨かったよ、生が無いのがガンだけど」
「そりゃ台無しだね」
「そうなんだよね、だけどセットメニューとかつまみになるもんもあって味もいけてたよ。」
「でも生無いんでしょ。」
「そうなんだけどさ」
「焼肉もいいね。」
「したっけ海上がったら、とりあえずコンビニでビール一気飲みして適当に良さそうな店探そっか、ヒバジ酒飲まないし帰り全部運転するって行ってたし」
「超ナイスでしょ、ぐふふっ」

ナオは膝波に鬼パドルでテークオフしてインサイドで首をかしげピークに戻り、来るはずのない大きな波を見つめ、また膝波に乗っている。

「これじゃショートじゃどうにもなんないでしょ」
と話しかける
「うん、でも面が張ってくるから少しは乗れるよ」
「ロングと交換しよっか?」
「ううん、小波の練習でしょ」 


ナオの肩越しに見えるプロペラがまた少し移動したように見えた。

ヒバジは延々とパドルを続けている。 


そして僕は・・・ノーズまでのあと一歩が踏み出せないでいる。 


続く 

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