2007年09月06日

夏の陽がくれたものⅡ

失敗したなぁー。

今日内房いい波だったみたいだね。

バックスウェルに期待するかぁー。

ねっ。 


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僕らは防風林の中の小道を海に向かう。

それにしてもロングボードは重い、折りたたみ式でコロコロが付いてるのがあったら速攻買うな、などと思いつつ後ろを振り向くとヒバジとランランは前後で両手に板を持ち仲良しの見本の様な姿で運んでいる。

唯一ショートのナオはすたすたと先を急いでいる。

「ヒバジちゃんと持てよ、俺の方が重くなってんぞ」
「持ってるよちょっと坂になってるからそう感じるんじゃない」
「違うよ、もっと端のほう持てよ、しなくちゃぜってぇーこっちのが不利だよ」

仲良しとは言い難い会話が背中に聞こえる。

ようやく海が見えると少しほっとした気分になる。

巨大なプロペラ達は陽にジリジリと炙られながらもSF世界の様なたたずまいで砂に縛り付けられている。

プロペラは強いオフショアのせいで海に瀬を向け、いきよい良く廻っている。

「サーフボード持ってると遠く感じるねegg」
肩越しにヒバジが言う。
「そうなんだよね・・・ねぇヒバジあのプロペラの先端に縛り付けられて1時間廻ったら100万円だったらどうする?」
「やるよ」
何の迷いも無くそんなの当たり前じゃんな感じのヒバジ。
「まじに!、あんなすげぇー勢いでまわってんだよ」
「だって100万円だよ」
「吐くでしょ、確実に」
「100万円だもん」
「・・・・・」
「50万でもやるな」 

「だりぃー」
ランランが後ろで呟いている。

ナオは既にパドルアウトして波を見つめている。

浜に着きテトラ越しに頭の部分だけ覗かせるプロペラを歩きながら眺めると、一瞬防風林の方向にプロペラが移動したように見えたが気のせいだろう。 

続く   

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