2007年02月23日

変化はある朝・・・・・

先日友人の通夜では受付をしていた。

主に中学時代の故人の友人が100~150人程は参列していただろうか。

懐かしい顔やら、「もしかしてあいつは?」な奴や「おまえ誰だっけ?」な人物まで様々だ。

中には知らない人ならば決して目を合わせたくないような風貌の男達も少なからず居る。

江守徹風のサングラスを掛けたのや「何処でそんなの売ってんの?」と聞いてみたくなるようなアル カポネ型のコートを着たのや、ポマードで髪を撫でつけ金のローレックスにセカンドバッグな本物系なのまで居た。

怖い。


僕は42歳だが中学3年の時に矢沢永吉が「時間よ止まれ」をリリースして高校1年の時「横浜銀蝿」がデビューするという、いわゆるツッパリ世代だ。

リーゼントやパンチパーマが恥ずかしくなかった時代だった。

そしてそういう不良達が女にもてた時代でもあった。

僕もグリングリンにパーマを掛けて中に小鳥ぐらいなら飼えそうな髪型にしたこともあった。

だが信じられぬ大人との争いをしていた訳ではないし、通学の電車の中で目が合った位で胸倉を掴んで来る奴は居るし、不良の少ない高校だったので髪型だけで「影の番長」と噂されるし、本気では無い僕は嫌になって当時ブームになりかけていたサーファーになる決意をした。 


ある朝、昨日まで全て後ろに向いていた髪を無理やり前に垂らし遅刻して登校した。

「おはようございまーす」と髪型に照れながらドアを開けた。

僕を見て一瞬沈黙のクラスメート。

3秒後に大爆笑が始まった。

先生も笑った。

仕方が無いので僕も笑った。

クラスでの笑いは3分で済んだが、その日は朝から下校までの間、学校中で笑われた。

だけど僕は満足だった、まだ波乗りはしていないけど髪を下ろせばサーファーになったようなもんだし、今までとは違った自分になれたような気がしたからだ。 

でも1日中顔見て笑われるのは2度とごめんだけどね。 


通夜に来ていた怖い人達は大爆笑されるのが怖くてツッパリの大人版みたいなスタイルなんだな、きっと。 
 

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2007年02月19日

突然いなくなった君へ

中学からの友人が突然死んでしまった。

42歳、心筋梗塞。

身長180cm、体重100kg超の巨漢で棺は相撲取り用だった。


溜まり場になっていた友人夫妻宅で幼稚園に通うその家の娘をパンパンに膨らんだお腹に乗せてガーガー昼寝しているサマは正にトトロ。

いつもつまらない冗談を言っては自分一人で爆笑して部屋の温度を2度ばかり下げていた。

大酒飲みで飲み始めると2日位は寝ないで飲んでいることも。

お祭り好きで地元はもちろん他所の地域の御神輿もその地域のはっぴを着て誰よりも目立っていた。

「働いたら負けだぜ」と言って定職を持たず少し働いて金が出来るとバリに2ヶ月。

デブの癖にスキーは仲間の誰よりも上手かった。

喧嘩がやたらに強くて不良高校生の間にその名を轟かせていた。

「こないださ生意気なのがいたから、からかおうとしたらそいつ(○○校の○○知ってんのかぁー)って俺の名前言ってんのグヒヒヒヒー」

若くて痩せていた頃ほんの少しだけ吉川晃司に似ていた。

寂しがりだった。

めんどくさがりだった。

心の奥に大きな優しさがあった。

それが裏目に出て誤解される時もしばしば。

最近は酒に飲まれることも多く失敗も多かった。

べろんべろんで意味不明の電話してきた翌日、反省の電話がきたりした。 


死んでしまうと笑顔や楽しかったことばかりが脳裏にちらつく。

頭に来ることもあったのにその思い出も「まったくぅ どうしようもねぇよなー」と優しい気持ちになる。 


彼はたくさんの花とパスポートとルピーの札と一緒に焼かれて骨になってしまった。

もう自分が死んだことに気付いているだろうか?

あの世で大酒を食らって高笑いしていて欲しい。   

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2007年02月08日

明日に向かって撃て。

今朝仕事に向かう車中で駅前を猛ダッシュで駆け抜ける50絡みのオヤジを目撃した。

服装はオヤジの休日風なラフなスタイルなので「遅刻しそうだから」では無さそうだ。

指はグウではなくパアの形で物凄い勢いで振っている。

おそらく100㍍を11秒台のタイムではないだろうか。

車道を走る車もお構いなしに斜めに横切っていった。
 


お前の向かっている方向に何が有るというんだ、ナゼそんなに照らいも無い表情で街中を走れるんだ?

何処に向かってるんだオヤジ。

すっげえ気になる。
 


そういえば最近全力疾走してないなぁー。

セットをクリアするのに鬼パドルはよくするけど、おもいっきり走ったのって無いよなぁー。

今走ったら足がもつれてエビゾリの体勢でヘッドスライディングして息が出来ない状態になりそうだなぁー。

高校生の頃好きだった娘が体育祭の徒競走でわざと友達とのんびり走るのを見て一気に冷めたことあったなぁー。

あの時あの娘が全力で走ってくれていたら恋する惑星になれたかもしんないなぁー。

あの娘も今じゃおばさんなんだよなぁー。

子供が女の子だったらやっぱり色っぽいのかなぁー。

色っぽいのには弱いんだよなぁー。
 


おっといけねぇー、妄想に入っちまった。

でも分かった、オヤジが何処に向かっていたのか。

行き先は明日だったんだな。
 


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2007年02月06日

君の名は?

今日は波乗り。

吉崎浜で腰ぐらいのとろとろブレーク。

 
こんな時頼りになるのがロング。

一ヶ月ぶりのロングだがやってくれるぜこんちくしょう。
 
ショートで入ったNAOは「こんな波じゃ何も出来ねーよ」と苦笑い。

それを横目にアウトのうねりからテイクオフしてターン、テケテケ歩いてノーズライディング。

うーむ・・・・・・楽しい。
 

こんな波の日に楽しい思いをさせてくれる板をロングと呼ぶのは失礼だと思いましたね。

素敵な板にふさわしい名前を付けて上げなくてはと。
 

どうしよう名前?

山田君とか渡辺さんとか苗字じゃ違うよね。

やっぱ女の名前のが愛着沸きそうだな。

でも明美とか聡子とか日本名で呼んだらなんだか生々しいね。

ジェニファーとかキャサリンじゃ、ベタだしなぁー。

ルイーズなんかいいかもね。

だけどゲッティングの時に「頼むぞルイーズ」って板にチュウしたり、浜辺で「ありがとう、おかげで楽しかったよルイーズ」って言いながら板撫でてたら変態だな。
 


心の中で呼べばいっか。
 

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2007年02月03日

センチメンタルな冬の夜

感情は何時だって上がったり下がったり。

気が付けばそこに失われた日々が転がっている。

あの日君が口にした言葉が僕の心をじくじくさせる。

若さって恥ずかしいけれど、だからこそ素敵なんだよね。


傷つき傷つけあうのはやめにしたい。

そんな思いで日常を過ごしてもなかなか上手くいかないな。 


純粋な気分は過ぎていってしまったよ。

でもボクは君を守り抜く。

だって君がボクに笑顔を取り戻してくれたんだものね。


太陽は何時だって波をキラキラと輝かせる。

そんな太陽に僕はなりたい。


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2007年02月01日

映像が想像力に勝てる日が来るのか?

小説を読んでその話が映像化されて原作より面白いと思うことがない。

例えば今、月9で放映されている東京タワー。

もこみち改心の演技とは思うが、どうしても原作のイメージがつきまとい素直に見ることが出来ない。 

僕が原作を読んでとても印象に残ったのは、知らない男がおかんとボクを連れてヘルスセンターに行くシーン。

おかんはいつもとは違い母親ではなく女としての態度で知らない男と接する。

ボクはその雰囲気が嫌で「帰ろう」とおかんに言うがボクを一人にして知らない男とどこかに消えてしまう。

ボクはおかんの姿を求めてヘルスセンターをグルグルグルグル、グルグルグルグルと探し求める。

このシーンが原作の全編を通じてのテーマのような気がする。 


ボクが共感したのは、男はいくつになっても女ではない無償の愛をそそいでくれる母親のような存在を求めているのではないかと思ったこと。

彼女や奥さんが居てもグルグルグルグルと本当の母親以外に居るはずのない、全てを受け入れてくれる母親のような存在を求めて生きているのが男という人種なのではないかと。 


原作からそういった印象を受けた目で映像を見ると、どうしても物語る上での脚色が目についてしまう。

別物だと思って見ればいいのだろうが無理だよね、やっぱし。 

本は映像の後から読む、が鉄則だね。

でもどの作品が映像化されるかなんて分かんないもんなぁー。

「羊達の沈黙」なんて映画の後で原作読んで、つくづく良かったと思ったもん。

想像力おそるべしだね。 

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