2006年11月12日
やるせねぇー
古い友人から手紙が届いた。
封筒の裏面を見ると、住所は警察・・・・・警察?
その友人は品行方正という訳ではないが、警察に厄介になるようなタイプの人間ではなかったはずだ。
あわてて封を切り文面を見て驚いた、1年の実刑判決になるらしい、何の罪に問われているかは書いていなかった。
用件はスウェット上下と本を2,3冊送って欲しいというのだ。
そ、それって映画みたいじゃん。
彼とは高校時代からの仲で卒業後進路は違ったが一緒に波乗りを始め、週2回の海もいつも一緒だったし、サーフトリップもレゲエのクラブも夜な夜な集う紫の煙に満ちたパーティーも・・・・・つまりその時期いつも一緒にいた仲間だった。
やがてお互いの環境が変わり会う回数も減っていったが、会えば「ウイッス」とすぐさま笑い合える仲だった。
そんな彼との関係が変化していったのは彼がケミカルに行ってしまってからだ。
彼は妄想の中で生きていて、ケミカルを止めた後もそこから出てこられなくなってしまった。
彼を助けたいと思っていたが、彼の妄想に自分の彼女を僕に寝取られたという妄想が加わってしまい、どう説明しても妄想を信じているので分かっては貰えずに「お前とは縁を切る」というドラマチックな幕切れだった。
それが4年程前の話だろうか、その間もふと彼のことを思い出すことがあった、目に浮かぶのは楽しかった頃の太陽のように輝いた彼の笑顔だ。
送られてきた文章を見る限り、彼は未だに妄想の中にいる。
僕はただ悲しいだけだ。
今の彼に僕の思いを伝えることは出来ないだろう。
だけどいつか彼が妄想から覚めて「悪い夢を見てたよ」と笑顔で言ってくれる日が来るのを信じている。
神様、彼は悪い人間ではないのですよ、もういい加減彼を救ってあげてください、彼はただ気持ち良くなりたかっただけなのですから。
- by egg
- at 19:20