2006年09月10日

坊やー良い子だ寝んねしなぁー

最近波乗りの調子があまり良くない。

というのもここ二週間位ろくな波に当たっていないせいだ。

波乗りは自然相手のスポーツ(今ふとスポーツと書いて、スポーツなんて言葉あったっけ?と思ってしまった、初老ですね確実に)だから他のスポーツと違い、いくらやる気満々でも日本の場合はうねり、風、地形などがかみあわ無ければならず、まあまあの波はたまにあるけれど「すんげぇいい波ー!」と感じる日は一年に数える程しかない。

ぼくは二十数年千葉の海に通い続けているが、海の様子もだいぶ変わってしまった。

とにかくテトラポット、堤防の建設ラッシュのせいで、ある場所はポイントがどんどん沖になっていったり、逆に砂浜がみるみるうちに侵食されていったり、まったくいい波がたたなくなってしまったり。

道路公団もいいけれど、次期総理には海での無意味な公共事業はやめさせて昔の海を返して欲しいと思う。

一宮あたりは侵食を防ぐための防波堤が作られているが、そんなことに金を使うなら今まで作ったテトラ、堤防を撤去したほうがいいではないか、そう思わんかね総理、総理!と言いたくなる。

昔々のお話です、お爺さんは波に乗ろうと海に向かいました、その日は北風が吹いていたので「こりゃ片貝方面じゃのう」と思いごんすけという海の家に到着すると、とてもいい波がありました。

お爺さんは、さっそく着替えて海に入ろうとしましたが、海を良く見てみると、そこには既にたくさんの人が波乗りをしていました。

混雑が嫌いなおじいさんは「左のあっちのほうにも波がありそうじゃのう」と思い、目の前のいい波を尻目にそちらの方へ行ってみようと思いました。

川向こうの作田のこちら側あたりじゃろうと見当をつけて進んでいくと川に突き当たりお爺さんは困ってしまいます、「このあたりは漁港になっているので浜には出られんかのう」と思いましたが、見ると堤防のあちら側に浜がありそうです。

お婆さんの意見を聞きたい所ですが川に洗濯にいっているので無理な話です。

お爺さんは勇気を振り絞り、たくさんの鰯が水揚げされている脇を通り抜けて行きます。

堤防までたどり着き「うんこらしょ」と登ってみると、目の前にはさっき見た波よりもっと良い波がありました。

人は誰もいません、誰もいない海です。

お爺さんは手を叩いて喜び、心ゆくまで波に乗りました、そして念願の上に行ったり下に行ったりが出来たのです。

お爺さんはその夜、お婆さんに今日の出来事を熱く語りました、お婆さんは「芝刈りもせずに遊びほうけて」と思っていましたが、とても楽しそうなお爺さんに自分も楽しい気持ちになってきました。

けれどお婆さんは波に乗ったことが無いので、どう楽しいかは分かりません。

「ブギボーすりゃええ、ブギボーすりゃええ」とお爺さんは言いました。

お婆さんは大根を売ってブギボーを買うことに決めましたとさ、めでたしめでたし。

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