2006年09月12日
You talking to me?
寒い。
「お母ちゃん、今日はあったかいシチューが食べたい」と言いたくなる。
今日は寒いので仕事を早く切り上げて、読みかけの本でも読んでのんびりしようと家路を急いだ。
駐車場に着くと、異様な眠気が襲ってきた。
家までは1分かかる、迷わずシートを倒した。
地底のマグマに触れそうなほどの深い眠りだった。
目が覚め周りを見渡し「ここは何処だ」と感じるほど頭がぼんやりしていた。
だが夢が悪かった、ただひたすら何かに追われているという現実をフィードバックさせる夢だ。
ぼんやりした思考で、「いつ頃から空を飛ぶ夢を見なくなったんだろう」と思った。
15年ほど前に作家の村上龍がホストで多彩なゲストが出演するトークショーがあって、ゲストにその当時40歳位のデ ニーロが映画のプロモーションをかねて出ていた。
その番組は最後に印象に残った夢の話をして貰う企画があって、デ ニーロは「とても早く空を飛ぶんだ。」と答えていた。
何か象徴的な話だなと思った。
彼は自分の才能を見つけ、エネルギーをそれに集中し、力をつけ、何かから自由になり、空を飛ぶ夢を見続けているのだろう。
彼は言っていた「スコセッシとやれば何度もスペシャルなものが出来るだろう、でも僕は新しい監督、新しい題材でやるのが好きだし、そうあるべきだと思います。」
もう一つその番組で印象にのこっているのは、ホストの龍さんが「タクシー ドライバーの後半、トラビスが血に塗れた手でピストルの形を作り自分の頭に当て、引き金を引く仕草をしたのは、アドリブですか?それともスコセッシの演出ですか?」という問いに「忘れました、脚本にそう書いてあったのかもしれません」と答えたのだ。
伝説的なあのシーンを覚えていないなんて、あれは演技とか演出を飛び抜けたシーンだったと思う、それを忘れたなんて、なんとも・・・・・言葉が見つからないが、デ ニーロらしくてかっこ良かった。
まあデ ニーロもタクシー ドライバーも知らない人は訳分かんないでしょうけど。
デ ニーロみたいにはいかなくても新しいことに挑んでいかなくちゃな、そんで空飛ぶ夢を取り戻さなくっちゃ的な睡眠でした。
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- by egg
- at 18:31